📌 サマリ
東京農工大学大学院(MOT)が目指す、技術と経営を繋ぐ「両利きの経営」の担い手育成。学生が抱くアイデアの種を、いかにして「社会実装可能なビジネスプラン」へと進化させるのか。担当教授である髙橋教授に、ヌエボラボが提供する実践的フィードバックの価値と、新規事業開発における「精神的活動」の重要性について伺いました。
導入
弊社(株式会社ヌエボラボ)は、東京農工大学大学院工学府産業技術専攻の「知識創造組織論」の講義を支援させて頂きました。本プログラムの担当教授である、髙橋教授にインタビューをさせていただきました。
1. 両利きの経営の担い手を育成したい
―― まず、東京農工大学の専門職大学院(MOT)が目指している人材像について教えてください。
髙橋教授: 本専攻では、単なる技術者ではなく、新規事業開発ができる人材を育てたいと考えています。製造業においては、既存事業と新規事業を両立させる『両利きの経営』が不可欠ですが、その担い手が不足しているのが現状です。
従来の業務に慣れた社員を新規事業開発に転向させるのは容易ではありません。そこで、学生のうちから理論と実践を融合させたユニークなカリキュラムを提供しています。私の講義ではPBL(Project-Based Learning)を積極的に取り入れ、学生が実際のビジネスコンテストに応募する機会を設けています。
2. 実践的なフィードバックが新たな行動を引き出す
―― 今回、弊社(ヌエボラボ)へ協力依頼を決めて頂いた理由は何だったのでしょうか?
髙橋教授: 以前プロジェクトでご一緒した際、寺澤さんのフィードバックの質の高さを評価していました。今回の授業でも、学生たちは仮説を立てることまでは理解していましたが、それを実際に検証するプロセスが不十分でした。そこを補うために、外部の視点から実践的なアドバイスをしていただきたいと考えました。
寺澤: 学生の皆さんは優れたアイデアを持っていましたが、仮説の検証というステップが弱かったですね。私は「仮説だけで終わらせず、実際に生の声に触れるべきだ」と強調しました。インタビューを通じて自分たちの仮説を検証し、自ら行動して周囲を巻き込んでいく「成功体験」を得てほしいという期待もありました。
3. 知識スキルのみならず、精神的活動の支援が価値を生み出す
―― 今後ヌエボラボに期待することは何でしょうか?
髙橋教授: 貴社の強みは、新規事業開発において必要な知識・スキルといった「身体的活動」のみならず、共同化のような「精神的活動」の両面で支援できることにあると感じています。これは東海地区、そして全国的にも唯一無二のポジショニングではないでしょうか。
企業内で新規事業を推進するには、社内の壁や組織のしがらみを乗り越える力も求められます。そこをサポートできるのがヌエボラボだと思っています。「チャレンジしたがうまくいっていない」そんな企業をどんどんサポートしていってほしいですね。
寺澤: 高橋教授のおっしゃる通り、事業面だけでなく、メンバーのモチベーションや感情、企業の風土といった「組織開発面」の全てに切り込んでいけるのが弊社の強みです。大学から企業まで、新価値創出を支えるパートナーとして、私たちも進化を続けていきます。 髙橋教授、本日は貴重なお話をありがとうございました。
🖋 インタビュアー・プロフィール
寺澤 のぞみ(Nozomi Terazawa) 株式会社ヌエボラボ 代表取締役。 新規事業開発・組織開発コンサルタント。東海地域の製造業や介護現場を中心に、AI活用や成人発達理論を用いた「自走型組織」への変革を支援。東京農工大学大学院(MOT)での講師支援をはじめ、産学連携の場においても、理論を「動くビジネス」へと変える実践的メンタリングを提供している。 https://nuevolabteam.com/
