「AIを導入した。ツールも揃えた。でも、何も変わらない。」
新規事業の現場でよく聞く声です。
原因はAIの使い方ではありません。企画力の欠如です。
日本企業が抱える「上流欠乏」の現実
2024年、日本のデジタル赤字は6.7兆円を突破しました。GoogleやAppleに払い続けるこの巨額の資金は、日本が「使う側」に留まり続けていることの証拠です(三菱総合研究所、2025年)。
さらに厳しい数字があります。日本企業の新規事業の93%が失敗に終わり、主力事業化まで到達できる割合は、大企業でもわずか17.1%。中小企業にいたっては**6.4%**です(PwC Japan、2025年)。
一方でAI活用は急速に広がり、業務で生成AIを使っている日本人はすでに55.2%に達しています(PwC Japan、2026年)。
なぜ、AIを使う人は増えているのに、新規事業は生まれないのか。
答えは一つです。AIを「企画」に活かせていないから。
「改善」と「企画」は、まったく別の仕事だ
多くの企業が新規事業として取り組んでいるのは、実は「改善」です。
痛みを取り除くのが改善。痛みの先を書き換えるのが企画。
たとえば、「プロフィールを入力してください」という画面を作るのは改善です。「性格診断ゲームをしたら、いつの間にかプロフィールが完成していた」という体験を設計するのが、企画です。
課題解決で終わる思考からは、人を動かすプロダクトは生まれません。ゲインの創出まで射程に入れて、初めて企画になるのです。
スモールスタートが新規事業を殺している
もう一つ、多くの企業が陥る罠があります。「まずはスモールスタートで」という発想です。
競合がすでに存在するマーケットで後発として参入する場合、スモールスタートは致命的です。「追いつく」施策と「先回り」の企画を同時に走らせなければ、先行者には絶対に勝てない。それが必要とする投資規模は、SaaSであれば最低でも3〜4億円規模です。
半年で売上を求められたチームは、受託仕事に逃げて終わります。これが日本の新規事業の典型的な死に方です。
「10年やる」と言える経営者の腹決めが、チームのすべてを変える。 数字がそれを証明しています。
ここまで読んでいるあなたへ
「AIを入れたのに、何も
変わっていない」と感じているなら。
問題はツールではなく、企画の上流にあります。30分の対話で、御社の「企画力の急所」を一緒に探します。
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もう一つの大きな問題が、データ活用です。
「データを活かしたい」と言いながら、実際に「十分な成果を得ている」と答えた企業はわずか8%(Gartner Japan、2025年)。多くの企業がデータを持ちながら、それを新規事業の企画に結びつけられていません。
AIは本質的に「次に来る確率の高い答えを予測する」ものです。だからこそ、何を食わせるか=どんなデータを掛け合わせるかが、企画のセンスになる時代が来ています。
「企画する力」を、組織に取り戻す
私たちNuevo Labでは、体験価値を上流から設計するフレームワーク「UXペンギン(協力企業:https://protocore.co.jp/ja)」 を軸に、企業の企画力強化を支援しています。
改善・課題解決の一段上──ゲインの創出まで設計できるチームをつくること。データ×AIを使って、次に何を作るべきかを予測できる組織にすること。それが私たちの仕事です。
AI時代に必要なのは、ツールを使いこなす力ではなく、上流から発想できる企画者です。その力は、育てられます。
あなたの会社の「企画力」を診断してみませんか
新規事業がうまくいかない、データが眠っている、AIを導入したけど変わらない──そんなお悩みがあれば、ぜひ一度ご相談ください。現状のヒアリングから始め、御社のアセットを活かした事業企画のアプローチをご提案します。
読んでいただいた方へ
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執筆者プロフィール
寺澤 のぞみ × 園田 玲 / 株式会社Nuevo Lab
静岡・東海エリアを中心に100社以上の現場伴走を完遂。新規事業の企画力強化・組織開発・AI活用支援を専門とする。「改善で終わる組織」から「企画できる組織」への変革を、上流から設計する。
参考データ:三菱総合研究所(2025年)、PwC Japan(2025〜2026年)、Gartner Japan(2025年)






