20以上の拠点を展開しながら、特定の施設では年間離職率100%を記録。採用費が利益を圧迫し、赤字から抜け出せなかった介護事業者様。Nuevo Labが伴走し、わずか1年で黒字化、離職率を大幅に削減した軌跡をご紹介します。

1. 抱えていた課題:採用しても定着しない「負のループ」

当初、現場は深刻な状況にありました。

慢性的な赤字: 稼働率が低迷し、常に赤字状態。

採用コストの増大: 離職が相次ぎ、紹介会社への手数料で利益を消失。

分断された組織: 現場は「本社は数字を押し付ける敵」と認識し、協力体制が皆無。

負のループはなぜ起こるのか?スタッフのポジティプ側面を引き出すために

2. 第1フェーズ:稼働率向上と人事制度の整備

まず「稼ぐ力」と「守る仕組み」を整えました。

  • 施設長への営業研修: 「営業は、困っている人への貢献である」と定義を書き換え、稼働率が20%向上。1年で黒字化を達成。

  • 人事制度の刷新: 頑張りを正しく評価する仕組みを作り、リーダー向けの考課者研修を実施。離職率を大幅に削減しました。

    営業とは、価値を共創すること

    3. 第2フェーズ:本社と現場をつなぐ「理念の言語化」

    仕組みが整った後に取り組んだのが、「組織の壁」を取り払うためのワークショップです。

    「数字を求める敵」から「共に歩む味方」へ

    全施設長と経営陣が集まり、「自分たちは何のために存在するのか」を問い直しました。対話を重ねる中で、本社も現場も「チームワークを大切にしたい」「自分たちも仕事を楽しみたい」という、共通の価値観を持っていることが判明しました。

    存在意義:ただ長く生きるのではなく「この瞬間を楽しむ」ために

    行き着いた答えは、「入居者様に、人生の最期までこの瞬間を楽しんでもらうこと」でした。 「プロ野球を観に行きたい」「観光地へ行きたい」といった入居者様の願いを叶えること。そのためには、現場がただ忙しく働くだけでなく、「効率化して、心と時間の余裕を生み出すこと」が不可欠であるという見解で一致しました。

    これにより、これまで嫌悪されていた「効率化」が、「入居者様の笑顔のため」というポジティブな目的に変わったのです。

    存在意義の共有が組織を1つにする

    4. 武器としての「レバレッジマップ」

    共通の目的を具体的な行動に変えるため、全施設で「レバレッジマップ」を共有しました。

    • 重要ポイントの可視化: どの経営資源にレバレッジ(テコ)を効かせれば、入居者への価値が最大化するかを構造図で共有。

    • 行動の迷いをなくす: 施設長が「どこを見るべきか」「一人ひとりにどう働きかけるべきか」が明確になり、自律的な改善が加速。

      属人化を脱し、効率化を上げる!レバレッジマップ

      5. 支援の結果:組織はこう変わった

      指標

      支援前

      支援後

      収支

      赤字(採用費過多)

      黒字化達成

      稼働率

      低迷

      20%向上

      最高離職率

      100%

      30%以下へ激減

      組織文化

      本社 vs 現場(敵対)

      共通の目的を持つ「ワンチーム」

      効率化の捉え方

      手抜き・コストカット

      入居者の願いを叶えるための手段

      6. 担当コンサルタントより(Nuevo Lab)

      「数字」と「想い」は両輪です。営業研修で原資を作り、人事制度で安心を担保し、最後に理念で魂を吹き込む。このステップを丁寧に踏んだことで、現場は自ら考え、行動する組織へと変貌しました。


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